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2019-07-16ソフトウェア
MC Analytics : JavaScript裏技集
MasterControl Analytics:
Formula Editorを使いやすくするJavaScript裏技集
プロフェッショナルインストラクターであるJered Evansは、MasterControl Analyticsの優れたポイントの一つとしてFormula Editorを挙げています。「これからは、解決策が見つからず、行き詰まるということはなくなると思います。なぜならば、解決策を自らが作り出すことができるからです。」と、Evan氏は述べています。こうした機能をより多くの場面でご活用いただくための、基本的なJavaScriptの裏技についてご紹介します。
JReportが提供するアナリティクスが、バージョン11.7からビルトイン機能としてMasterControlに追加され、スケーラビリティ及びユーザーのケイパビリティが向上しています。しかしながら、昨年実施された二度の顧客調査では、新しいMasterControl Analyticsは自社開発の旧ツールよりも使いづらいとユーザーが感じていることが判明したのです。
リーンプロセスコーチも兼任しているJeredは、この点を改善したいと考えていました。そして2018 Masters Summitにおいて"JavaScript Basics for MasterControl Analyytics"と題するプレゼンテーションを行い、アナリティクスでのJavaScript使用時に必要となるFormula Editorの使用に関する裏技を紹介しました。
7つの裏技
Jeredは有効なコーディングプラクティス、並びにプログラム、ステートメント(Statement)、式(Expression)、オペレータ(Operator)及びオペランド(Operand)の5つの領域について説明しています。以下に、プレゼンテーションのハイライトをご紹介します。裏技を実践するには、インタラクティブビュー(Interactive view)を使用するための適切なユーザー権利が必要となります。
#1 コードはセンテンスで考える
JavaScriptとは、二つのオーディエンス、つまり人とコンピュータに対応する言語形式です。「他のプログラマ及びコンピュータにとって理解しやすいコーディングであることが大事です。」と、Jeredは説明しています。基本的なルールに従うこと、及び一貫性(Consistency)を保つことが、有用なコーディングでは重要となります。
#2 MasterControl Analyticsの構成済みのオペレータを活用する
JavaScriptで使われる基本オペレータは、加算、乗算、減算、除算、剰余、インクリメントとデクリメント等、リテラル或いは変数における算術演算を行うものです。
オペレータ 説明 + 加算 - 減算 * 乗算 / 除算 % 比率 ++ インクリメント -- デクリメント #3 オペランドとオペレータの理解を深める
○オペランド:演算における数値のことをオペランドといいます。一般的には処理の対象となる数値です(日付等)
○オペレータ:2つのオペランドの間で実行する演算は、オペレータで(2つの数値を加算するためのオペレータとしての+を用いて)定義します。
#4 オペレータをマスターする
○JaveScriptの代入演算子は、変数に対して値を代入するものです。例えば、等号(「=」)は等価であることを意味しますが、変数を割り当てることもできます。
オペレータ 例 等しい = x = y x = y += x += y x = x+y -= x -= y x = x-y *= x *= y x = x*y /= x /= y x = x/y %= x %= y x = x%y <<= x <<= y x = x<<y >>= x >>= y x = x>>y >>>= x >>>= y x = x>>>y &= x &= y x = x&y ^= x ^= y x = x^y |= x |= y x = x|y **= x **= y x = x**y ○比較演算子とは、論理ステートメントで用いられ、2つの変数または値の関係を調べ、等価または不等価を評価するものです。つまり、1つのものに着目し、別のものとの関係性を見出すものです。
○JavaScriptの条件(三項)演算子は、ある条件に基づき変数に対し値を返すものです。
#5 プログラム、関数およびステートメントに精通する
○プログラム:JavaScriptでは、コンピュータが実行する支持のリストがプログラムと呼ばれるものです。
○ステートメント:上記で組み立てた指示がステートメントと呼ばれ、プログラミングしたとおりの順番で、1つ1つウェブブラウザから実行されます。
○関数:ステートメントがコードブロックにまとめられたものが、関数と呼ばれています。関数は、アプリケーションを通じて何度も実行されます。
#6 メモに関するコーディングの裏技
ダブルフラッシュ(//)のあとにコメント挿入すると、他のプログラマにメモを残すことができます。これは、プログラムに影響を及ぼすものではありません。スラッシュの前のコードは実行されますが、後のコードは実行されません。
#7 識別子/変数の命名規則
「識別子の命名は、ある意味「Fight Club」に似ています。つまり、特定のルールに従わなければならないのです。」とJeredは述べています。「Fight Club」とは、1999年制作のアメリカ映画で、退屈な生活にうんざりした男たちが地下室にファイト(喧嘩)を行い意味つの集まりを形成していく話であることを付け加えています。
命名規則:
○変数の名前には、文字化数字、ドル記号($)、アンダーバー(_)は使用することはできますが、他の特殊文字は使用できません。
○2つのワードの間にスペースがある場合には、1つの変数名/識別子とは見なされません。
○JaveScriptのキーワードも使用することはできません。キーワードとは、「break」や「continue」等、アクションをコンピュータに指示するものです。
○大文字と小文字は区別されます。
○名前を見て、何を意味しているかが分かる変数名や関数名をつける。
○複合語を選択する場合、キャメル記法、つまり1つ目の単語の先頭文字は小文字、スペースなし、2つめ以降の単語の先頭文字を大文字にします。
○整合性を保つこと。同じ命名規則に従って、スタイルを選択し、同じスタイルを用います。
MasterControl Analyticsまたは最新版へのアップグレードにご関心がある方は、お近くのカスタマーセンターまでお問い合わせください。
*JeredのMasters Summit PowerPointスライドへのアクセスはこちらから:
JavaScript Basics for MasterControl Analytics
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