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2021-07-14ソフトウェア

MasterControl Insightsのベータ版プログラムに関するQ&A

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    MasterControl Insightsは、今年の10-12月にマスターコントロールのクラウドサービスにて追加を予定しています。その間、新機能を継続的に提供し、ユーザーエクスペリエンスの向上に対する取り組みを推進しています。ベータ版をご利用いただいたお客様には、多大なご協力をいただいており、厚く御礼申し上げます。

    ベータ版に対する取り組みを終了し、先行導入に向けて準備を行う上で、ベータ版プログラムにご参加いただいたお客様の一人である、Chrinos Imaging社のQuality System Program ManagerのDeanna Vanderheyden氏(写真)にインタビューを行い、お客様目線でInsightsを使用した感想についてお伺いしました。

     

    Q:Chrinos社におけるご自身の役割と、ベータ版に興味を持った理由について、教えてください。

    A:私は品質システムのプログラムマネージャーで、QMS(品質マネジメントシステム)に対するマスターコントロール導入のプロジェクトマネジャーです。現在もマスターコントロールの導入は進んでおり、私も積極的に参加することで、ソフトウェアの使用方法等を微調整しています。また、コンプライアンスや監査では、文書管理や変更管理も担当しています。

     

    Q:ベータ版で一番良かったことは何ですか?

    マネジメントレビューで苦労していることの一つが教育の指標化であり、特に従業員の習熟度管理と教育のタイムリーな実施が課題となっています。当社には、80名の従業員と約600の手順が存在している為、教育に関する数値化は常に苦労していました。Insightsを導入するまでは、必要なデータが隠れてしまっていた為、何を改善すべきで、どこに注力すべきか把握できていませんでした。しかし、それを明確に把握できるようになったことで、教育の傾向や改善すべき点、また、法規制対応で重要である教育の実施状況についても、把握できています。

     

    Q:他のお客様に先行導入を進める理由について、教えてください。

    どの業界で、どの規制に対応するにしてもデータは必要です。Insightsでは、データが常に利用可能な状態であり、コンプライアンスの改善に必要な形で見ることができます。手作業でデータを収集していた頃は、Excelでレポートを作成していた為、その作業に毎週、数時間を費やしていました。その点、Insightsでは視覚化まで完了している為、その作業を数分に短縮することが可能であり、必要なフォーマットで取り出すこともできます。その結果、データや傾向を確認し、その情報が非常に役立つ物であると知った時、私は明るい光が見えたような気持ちになりました。

     

    Q:現時点でInsightsの最も良い機能はどれですか?

    期日超過した教育と翌週に期日を迎える教育の可視化です。これが課題であることは既に知っていましたが、データの中に隠れていました。しかし、現在は簡単に確認することが可能であり、その対応も出来ています。製造部門がリソースを適切に計画するためにも、このような情報が必要です。例えば、教育の実施が必要な従業員がいる場合、その時間を予定する必要があります。もし従業員が教育を受けておらず、その事を誰も把握していない場合、当社の品質システムやコンプライアンスに直接影響を及ぼす危険性があります。その点、ダッシュボードを活用することで、傾向や改善すべき点をすぐに把握することができます。

     

    Q:今後、期待している点はありますか?

    CAPA(是正措置、予防措置)と苦情の数値化です。私はCAPAを担当しており、毎週報告する必要があります。どのレポートにも言えることですが、全て手作業で実施しているため、何時間も費やしてしまっているのが現状であり、この点を改善したいと思っています。Insightsを使用すると、CAPAの管理者には必要な権限を付与し、自分で情報を得ることが可能となる為、わざわざ私の所に情報を聞きに来る必要もなくなります。また、今までは時間がかかり過ぎるので諦めていたことも出来るようになります。

     

    まとめ

    ベータ版プログラムを通じて、Insightsを利用することで時間を節約できるという点が共通の意見でした。月次や四半期の報告書の為に手作業でデータを収集し作業する代わりに、ユーザーはダッシュボードを設定するだけで、情報を表示することができます。また、オーサリング機能を使用することで、ユーザーは見たい情報を視覚化して表示することができます。ベータ版では、このような機能を試すことができましたが、先行導入では、さらに多くの機能やダッシュボードの提供を予定しています。

    ベータ版プログラムはまもなく終了となりますが、先行導入プログラムにご参加いただけるお客様を現在、募集しています。詳細については、Erin Wright(ewright@mastercontrol.com)までEメールにてお問い合わせください。


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