2019年11月5日から6日にかけて、Masters Forum 2019が開催されました。

初日となる11月5日には、現在、マスターコントロールをご利用いただいているお客様向けのイベント「Customer Advisory Group（以降、CAG）」が開催されました。昨年は第一回の開催ということもあり、Masters Forumと同日の午前中に開催いたしましたが、今年は前日に開催することで、より多くの時間をお客様と過ごすことができました。

CAGでは、まず、事前にご回答いただきましたお客様アンケートの結果を発表させていただきました。ポジティブなコメントも多くいただいた一方、日本語化の品質には、多くのお客様が不満とご回答されており、そのようなご意見を真摯に受け止め、今後も改善を続けていきたいと考えております。

アンケートの後は、弊社製品を長年ご利用いただいているお客様向けに、記念品の贈呈式を実施いたしました。CEOのジョン ベクストランドと日本法人 代表取締役のチャド フォックスがプレゼンターを務め、小野薬品工業株式会社様やCMICファーマサイエンス株式会社様、テルモ株式会社様、そして、株式会社フジミインコーポレーテッド様が受賞されました。

その後、お客様Webサイトを通じて、事前にご登録いただきました新機能要望に対して投票を行い、その機能を実現するイベント「HACKATHON（ハッカソン）」を開催いたしました。ハッカソンは昨年も開催いたしましたが、2018年11月に、日本のお客様が機能要望を投稿できる「リクエスト コミュニティー」を追加いたしましたので、今年は、こちらでの内容を中心に投票を行いました。

昨年は1位のみの実現でしたが、今年は、マスターコントロール製品の開発等のグローバルの責任者であるマット ローが来日したこともあり、複数の案件を実現することができました。下記は、本年度に実現した内容です（カッコ内は導入予定のバージョン）。

・　添付ファイルの削除時に確認メッセージを表示（2020.1）
・　 ユーザのメンテナンス画面で、タイムゾーンを選択可能にして欲しい（2020.1または2020.2）
・ 　プロセスの通知メールにフォームのタイトルを追加してほしい。（2020.1または2020.2）
・ 　コース名の文字数制限を増やしてほしい（2020.1）
・ 　ジョブコードを編集する際、もっと多くのコースを見えるようにしてほしい（2020.1）

2日目のMasters Forumでは、CEOのジョン ベクストランド及びクリエイティブ ディレクターのジェフ パリスより、SaaS版マスターコントロールのご紹介や、2019年にスタートした新しいコンセプト「Quality Changes Everything」の内容をご紹介させていただきました。

その後、ユーザー事例紹介として、株式会社村田製作所の伊藤様に「医療機器のQMSに求められる電子文書管理システムの構築」と題しまして、導入までの経緯やプロジェクトでのご経験をご紹介いただきました。

メインセミナー終了後は3会場に分かれて、帝京平成大学 白神教授による「昨今の製薬企業における品質、有効性、安全性に係る不祥事の原因と対策」を始め、各分野の専門家による様々な講演にご参加いただきました。ご講演いただきました先生方には、改めて、お礼申し上げます。

全てのセミナーの終了後は、懇親会を開催いたしました。今年は、バレーボール元日本代表の木村 沙織さんにスペシャルゲストとしてご来場いただき、トークショーやサイングッズが当たる抽選会などで、会場も大変、盛り上がりました。

四国や九州など、遠方からわざわざご参加いただいた方もおり、主催した私たちも大変恐縮ではございましたが、本年も多くの皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。

来年は、2020年11月9日（月）から11月10日（火）の2日間で、「CxQ 2020」と題しまして、さらに規模を拡大して開催予定です。また、皆さまにお会いできることをスタッフ一同、楽しみにお待ちしております。