新着情報

新着情報

マスターコントロールからのお知らせです。

2022-06-01ソフトウェア

オンボーディング、手順書作成、ソフトウェアバリデーションに費やす時間を短縮する3つのツール

  • 品質管理の世界では、期限厳守で仕事を完遂させることが重要でありながら、それがストレスでもあります。作業が早く終われば終わるほど、健康と生活の改善に貢献する医薬品のような製品を最も必要とする人々のもとに早く届けることができます。

    幸いなことに、マスターコントロールは、お客様がより迅速かつ効率的に作業ができるよう、時間短縮に役立つツールをいくつか提供しています。ここでは、「ユーザーのオンボーディング」、「手順の作成」、および「ソフトウェアバリデーション」という、従来から時間のかかるプロセスを合理化する3つのツールを紹介します。

    時間短縮ツールその1:RapidOnboarderツール
    RapidOnboarderは、マスターコントロールが新規顧客のオンボーディングを迅速かつ効率的に行うために使用する専用ツールです。MasterControlへの情報の集約と読み込みを自動化し、顧客データを個別のデータベースインスタンスとウェブサービスに分離して、機密性の高い顧客データを安全に区分けするように設計されています。ユーザーは、何千ものデータレコードを複数のデータセットに素早く入力し、データセット間でレコードを相互に関連付けることができます。

    例えば、ユーザーの記録を取得するデータセットや、一人のユーザーが複数のロールに割り当てられる可能性のあるパーミッションロールを含むデータセットなどです。データセットごとに、データを手入力したり、他のフォーマットからRapidOnboarderユーティリティにコピー&ペーストしたり、Microsoft Excelのインポートテンプレートをダウンロードしてテンプレートに記入し、ExcelドキュメントをRapidOnboarderにインポートすることが可能です。

    このツールは、オンボーディングの時間を短縮し、オンボーディングプロセスにおけるお客様の負担軽減に役立っています。RapidOnboarderは、平均して新規顧客のオンボーディング時間を最大57%短縮し、その後のバージョンアップで更なる時間短縮を実現しました。

    時間短縮ツール2:OPB(Operations Procedure Builder)ツール
    Operations Procedure Builder(OPB)は、MasterControl Documentsで設定したワークフローに基づき、MasterControl内でのトレーニング、文書アクセス、文書管理のための手順や作業指示書を自動作成するためのツールです。ワークフローの詳細をOPBにアップロードすることで、エンドユーザーにMasterControlの使い方をステップバイステップで説明する作業手順書を作成することができます。

    OPBのユーザーインターフェースは直観的な利用が可能で、ユーザーはワークフロー情報のエクスポートを簡素化し、その情報を作業指示書にインポートしたうえで、必要なカスタマイズを行うことが出来ます。また、このツールは自動的なロール割り当てが可能で、ユーザーがワークフローで役割を割り当てると、その情報が自動的にインポートされるため、作業指示書で再度そのロールを割り当てる必要はありません。

    お客様からは、数週間から数ヶ月かかる工程が、この世界初のOPBツールを使うことで、数時間から数分で完了したとの報告を受けています。あるお客様では、標準作業手順書(SOP)の作成が1週間から20分に短縮されました。作業指示書の作成時間を短縮することで、お客様は本稼働を早め、ROIの実現を早期化し、より早く事業を拡大することができます。

    時間短縮ツール#3: Validation Excellence Tool (VxT)
    MasterControlが特許を取得しているリスクベースド・バリデーション手法とサポートツールである、Validation Excellence (Vx) およびValidation Excellence Tool (VxT) は、MasterControlのお客様がソフトウェアのバリデーションに要する時間を大幅に短縮します。
    元FDA職員や他の主要な業界専門家と共に開発されたMasterControlのVxTは、業界初のリスクベースによるセルフバリデーションが可能なソフトウェアツールで、ユーザーはソフトウェアバリデーションプロセスに長い期間を費やすことなく、一貫して利用するソフトウエアのテクノロジーをアップグレードすることが可能です。

    リスクベースのオートバリデーションは、MasterControl内部のバリデーションテストを活用したうえで、お客様の重要なビジネスプロセス(CBP:Customer’s critical Business Processes)に焦点を当ててアプローチしています。お客様はプロトコルを一から書いてテストするのではなく、既存のリソースを活用することで、バリデーションプロセスを劇的にスピードアップさせることができます。CBPに注力することで、新規システム導入時だけでなく、アップグレード時のバリデーションの負担も軽減されます。より軽く、より速いバリデーションプロセスは、アップグレードのリスクを制限し、クラウド環境における持続的なバリデーションを確保しながら、お客様がより頻繁にアップグレードすることを容易にします。

    MasterControl VxTは、お客様の全体的なシステム検証時間を、数ヶ月から数日に短縮することが実証されています。VxTを使用すると、アップグレードのための検証時間は平均45分です。

    時間短縮に役立つMasterControlツールについてもっと知る
    MasterControlは、当社のソフトウェアが顧客の時間と労力を節約できるようにする方法を常に評価しています。もう一つの重要な例として、近日リリース予定のMasterControlバージョン2022.2では、特に新しいワークフローの開発や既存のワークフローの改訂時に時間を節約し効率を高めるために設計されたインポート/エクスポート機能がドキュメントワークフローに搭載されます。(この機能の詳細については、近日中にお知らせします。)

    上記の3つの革新的な Time-to-Value ツールと v2022.2 で提供するワークフローのインポート/エクスポート機能を使用すれば、作業に費やしてきた大量の時間とストレスから解放され、より付加価値が高く、最も楽しむことの出来る仕事や業務により一層力を注ぐことが可能になります。

    MasterControlシステムを使用する際のツールやベストプラクティスについて知りたい場合は、2022 Masters Summitに登録してください。

    本投稿は、英語の文献を元に翻訳または抄訳及び校正を行っており、本サイトに掲載されている全ての情報や画像の著作権は、当社(マスターコントロール株式会社)に帰属します(他社提供のクレジット表記入り画像等を除く)。コンテンツの再発行及び再配布は、個人利用の場合を除き、当社より許可を得た場合のみ可能です。また、本ブログを含む当社のWebコンテンツを利用することで発生する損害やトラブルについて、当社は一切の責任を負いません。


COPYRIGHT © MasterControl K.K. ALL RIGHTS RESERVED.