MasterControl 2021.3がリリースされました（※日本向けのリリースは2022年1月〜3月を予定）。最新のクラウドリリースでは、ユーザーの検索と管理を容易にするプラットフォームの更新や、期間データ型に目標制限を追加するといったMasterControl Mxの強化など、多くの新機能が追加されています。

以下、v2021.3に含まれるアップデートのいくつかをご紹介します。

プラットフォームエクセレンスのアップデート

エクスプローラーに、すべてのオーガナイザーのインフォカード番号と版数が表示されるようになりました。この改善は、リクエストコミュニティーでのお客様のご要望に基づくもので、エクスプローラーに類似のオーガナイザーが多数ある場合、インフォカード番号と版数を使用して、正しいオーガナイザーで作業していることを確認できるようになりました。

「エクスプローラーに多くのオーガナイザーがある場合、これらのタイトルが分かりづらくなることがあります。そこで、インフォカード番号を追加し、エクスプローラーのウィンドウに表示されるようにしました。また、上部のナビゲーションバーにも表示されます。そのため、ドリルダウンする際に、どのオーガナイザーにいるのかを常に確認することができます。」

プラットフォームのもう一つのアップデートは、有効化した場合のドキュメント保持の自動設定です。ドキュメント保持は、暗号化されたファイルストレージと互換性がある場合、自動的に設定されるようになりました。ユーザーは、文書保持のためのファイルパスを入力する必要がなくなりました。

v2021.3では、ユーザー一覧ページで、すべてのユーザー、アクティブなユーザー、ロックされたユーザー、無効なユーザー、削除されたユーザーを素早くフィルタリングして表示できるようになりました。システム管理者にとっては、これまでよりも簡単かつ迅速にユーザーを検索し、管理できるようになったということです。Hirningは次のように述べています。「この機能により、管理者はいくつかのクリックを省略することができ、より迅速に仕事をこなすことができるようになりました。」

MasterControl Mxに関する更新情報

v2021.3では、継続時間データ型にターゲットリミットを追加し、正しいタイムフレームと継続時間の制限をより確実に実行できるようになりました。また、設定した継続時間の制限を超えそうな場合は警告ポップアップを表示し、最終決定前にデータ入力を確認できるようになりました。

工数に関するその他の新機能は、複数の工数の自動集計です。MasterControl Mxのお客様は、製造プロセスで使用される複数の継続時間ステップの出力の合計を自動化することができるようになりました。これにより、酸素や水などの物質にさらされる可能性があるプロセスの一部を可視化することができます。

シニアプロダクトマネージャーのKatie Farleyは、「複数の継続時間ステップを合計するこの新しい機能は、時間の節約を実現し、時間/日付関数を手動で追加した場合に生じる可能性のあるエラーを減らすのに最適です」と述べています。

v2021.3のもう一つの強化点は、計算におけるテーブル集計の追加です。MasterControl Mxに搭載されたビルダーは、テーブル集計の合計、平均、標準偏差を手入力することなく、計算段階のステップに自動的に含めることができるようになり、効率の向上とエラーのリスクの低減につながります。

Farleyは、計算における表集約について、「これは広く要望されていた機能であり、お客様がこれを利用できることに興奮しています」と述べています。

MasterControl 2021.3の詳細について

クラウドの四半期や年次リリース、および Spark のお客様は、9 月にテストおよび開発サイトを v2021.3 に更新しました。本番環境は、10月にアップデートする予定です（※日本国内のスケジュール、国内は2022年1月〜3月を予定）。

クラウド v2021.3 の詳細については、弊社担当またはパートナー企業まで、お問い合わせください。

本投稿は、英語の文献を元に翻訳または抄訳及び校正を行っており、本サイトに掲載されている全ての情報や画像の著作権は、当社（マスターコントロール株式会社）に帰属します（他社提供のクレジット表記入り画像等を除く）。コンテンツの再発行及び再配布は、個人利用の場合を除き、当社より許可を得た場合のみ可能です。また、本ブログを含む当社のWebコンテンツを利用することで発生する損害やトラブルについて、当社は一切の責任を負いません。