ここ数年の共通のテーマは、データの重要性と、企業においてデータに基づいた意思決定をいかに行うか、ということでした。私たちは、お客様のために、データに簡単にアクセスし、それを実用化できるようにしたいと考えました。そこで、MasterControl Insightsを開発しました。MasterControl Insightsはまだ一般的な名前ではありませんが、私たちはお客様の間で名前を知られるように努力しています。

Virtual Masters Summit 2021では、シニアプロダクトマネージャーのStephanie Jonesが、Insightsの概要と現在の機能を説明する2つのプレゼンテーションを行いました。製品ロードマップには、MasterControlの全製品とモジュールからさらに多くの機能が含まれていますが、現時点ではこのような状況になっています。

MasterControl Insightsの紹介

数年前、私たちはJReportを利用した分析プラットフォームをお客様に紹介しました。これは非常に強力なツールですが、データ分析の経験がないと使い方が複雑な場合があります。たとえJReportのマスターであっても、1つのレポートに複数のモジュールのデータを含めることはできません。また、MasterControl Analyticsを使用してデータ駆動型の意思決定を行うことはできますが、必要なものすべてを備えているわけではありません。

私たちは、MasterControl Insightsでそのデータの空白を埋めています。Jonesは、"MasterControl Insightsは、従来の分離されたデータを相互に紐付け、アクセス可能で、有用なデータへとビジネスを進化させます。"と説明しました。Insightsは、分析のバックグラウンドを持たないユーザー向けに設計されており、データを素早く表示するためのビジュアライゼーションがあらかじめ用意されています。MasterControl Premium Insightsは、ユーザーがデータをさらにコントロールできるようにし、Microsoft Excelにエクスポートすることなく、複数のモジュールのデータを使ってレポートを作成できるようにします。

Jonesは、参加者にInsightsとその基本機能のウォークスルーを行いました。Insightsは品質のプロフェッショナルに役立つことは間違いありませんが、その用途はそれだけにとどまりません。「製造現場のスーパーバイザーから経営幹部まで、組織のあらゆるレベルがInsightsの恩恵を受けることができます」とJonesは説明しました。また、セッションの後半で、Insightsがいかに有用であるかを紹介した。

トレーニングデータの分析

Jonesの2つ目のプレゼンテーションは、すべてのクラウド利用者が現在利用できるトレーニングコレクションとダッシュボードの詳細についてでした。各コレクションには、それぞれ異なるダッシュボードが用意されています。例えば、Training Administration Collectionには、以下のダッシュボードがあります。

• トレーニング管理ホーム
• トレーニングの老朽化
• 必要なトレーニングのステータス
• 未完成のトレーニング
• ジョブコードごとの緊急トレーニング

これらのダッシュボードには、それぞれ「ダッシュレット」（可視化、チャート、グラフなど）が含まれています。ユーザーは、可視化の種類を変更したり、ドリルで横断したり、フィルタリングして、より詳細な情報を得ることができます。これが実際にどのように機能するかを示すために、Jonesはある例を使いました。

ある研修コーディネーターのもとに、研修プログラムの健全性を知りたがっている品質管理者がいます。トレーニング管理ホームダッシュボードのトレーニングエイジングダッシュレットは、社内の全員が時間内にトレーニングタスクを完了するのがどの程度良いか（または悪いか）を表示します。このダッシュレットは、期限を過ぎたトレーニングやまだ期限を迎えていないトレーニングをさまざまな単位で表示します（例：期限30日以上前、期限8～29日前、など）。これにより、トレーニングコーディネーターは、期限切れのトレーニングタスクがたくさんあることをすぐに知ることができます。

「ジョブコード別緊急トレーニング」ダッシュレットは、期限切れのトレーニングや期限間近のトレーニングをジョブコード別に表示し、タスクの期限切れ度合いに基づいて表示されます。この例では、Jones は派遣/インターンのジョブコードに最も期限切れのトレーニングがあることを簡単に見ることができます。これは、ユーザーがどこに焦点を当てるべきかを素早く、視覚的に理解するための方法です。さらにダッシュレットを操作し、ドリルダウンすることで、どのトレーニングタスクが必要なのか、どの派遣社員/インターンが期限切れのトレーニングを持っているのか、その上司は誰か、どのコースに関係しているのかを知ることができます。

さらに詳しく

これは、MasterControl Insightsの始まりに過ぎません。「価値を高め続けるために、Insightsは毎月リリースされる予定です」とJonesは説明します。「トレーニングダッシュボードとKPIを追加する予定です。そして、ドキュメントモジュールや製造記録、Enhanced Formsにも着手しています。これらの機能は、順次リリースしていく予定です。

MasterControl Insightsについてもっと知りたい方は、来週、開催されるA Quality Hourに申し込むと、このトピックをより深く掘り下げることができます。参加者が選んだトピックを中心にディスカッションを行い、Insightsのエキスパートによるプレゼンテーションで、ソリューションについてより深く知ることができるはずです。12月8日のイベントには、こちらからご登録（※英語）いただけます。

本投稿は、英語の文献を元に翻訳または抄訳及び校正を行っており、本サイトに掲載されている全ての情報や画像の著作権は、当社（マスターコントロール株式会社）に帰属します（他社提供のクレジット表記入り画像等を除く）。コンテンツの再発行及び再配布は、個人利用の場合を除き、当社より許可を得た場合のみ可能です。また、本ブログを含む当社のWebコンテンツを利用することで発生する損害やトラブルについて、当社は一切の責任を負いません。