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2021-04-21コラム
品質イベント管理をシンプルに
マスターコントロールでは、お客様が必要としているものを提供するために常に努力してきました。当社の製品、特に報告書の電子化を目的としたプロセス管理のソフトウェアに関しては、お客様が管理を強化できるよう長年にわたり進化してきました。一部のケースでは、コーディングが必要となるカスタムフォームを採用していた為、アップグレードやバリデーションが困難になることもありました。Virtual Masters Summit 2020では、QEM(品質イベント管理)や市販後、リスク管理を担当しているシニア・プロダクト・マネージャーのKim Jacksonが、今後のプロセスモジュールについて講演を行い、フォームのカスタマイズがボタンのクリックだけで簡単にできる次世代のプロセス管理ソフトウェアについて、ご紹介しました。
次世代のQEM(品質イベント管理)テクノロジーの進化に伴い、フォームに対するアプローチも変化してきており、マスターコントロールのプロセス管理のこれまでの進化について、ご紹介しました。やはり、高度な要件を実現するには、コーディングを知らなくてはいけない(または弊社で開発)という点が最も大きな課題ではありましたが、この点が次のQEMで最も期待されている分野と考えています。
「次世代のQEMでは、スピードを重視しており、鍵となるのがコーディング不要になるという点です。」
「コーディングはお客様に行なって欲しい内容ではありません。また、弊社で行なうことも避けたいと考えています。品質イベント管理の導入はコーディング不要で実現できるべきであり、もっと速く導入できるべきであるとも思っています。」
より具体的に説明すると、フォームとワークフローの両方がドラッグ&ドロップといったマウスの操作だけで実現できる仕組みになります。
次世代のQEMの最終的な目的は、品質イベント管理に関わるべき担当者の方々が、適切なタイミングで適切なデータを入力できるということです。コーディングを不要とすることにより、調整作業をユーザーができるようになる為、より効率的で簡単な運用の実現に繋がります。また、フォームに関わる他の担当者との共同作業も容易となり、入力等を担当するユーザー側にも様々なメリットがあります。
コーディング不要でスピーディーに変更この次世代のQEMでは、ベストプラクティスの設定からスタートし、お客様側で様々な変更を行うことが可能で、これにより、ステップの追加や変更、削除を必要に応じて行うことができます。また、標準で実装されている基本機能も導入の容易性を重視しており、例えば、ステップを追加すると、新しいセクションが自動的に作成されます。これにより、開発と動作確認を繰り返し等を含め、従来のコーディング作業が不要となります。
また、サブセクション(入力フィールド)の追加や変更、削除も可能となり、例えば、選択式のドロップダウンメニューをテキスト入力フィールドに変更するといったことが簡単にできるようになります。このような柔軟な仕組みは役割にも適用される予定で、マスターコントロール側で標準的なロジックを提供し、各社の要望に合わせて変更していく形となります。これにより、ワークフローに関係する様々な要素をシステム上で調整することが可能となりますので、より簡単にこれらの作業を行うことができるようになります。
まとめこのように、QEMがシンプルになることで、各社のニーズにより的確に合わせることができるようになります。そして、カスタムフォームに依存することなく、必要に応じて各社の要件に合わせて変更を行い、必要とされる機能だけを使用することで、全体としてのプロセスのスピードアップを自動化を通じて実現することに繋がります。
この次世代のQEM製品はまだ開発中ではありますが、現在、ベータプログラムを実施しておりますので、今後のアップデートにもご期待ください。
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