新着情報

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マスターコントロールからのお知らせです。

2021-02-02ソフトウェア

Preview of MasterControl 2020.3

  • マスターコントロールの最新バージョン「MasterControl 2020.3」の提供が一部地域で開始されました(日本向けは今後のリリース案内をお待ちください)。SaaS向けの本リリースでは、プラットフォーム以外にもQx(Quality Excellence)やMx(Manufacturing Excellence)、Cx(Clinical Excellence)、Rx(Regulatory Excellence)などに対して様々な新機能が追加されています。追加された新機能の中には、Hackathonにて採用された機能も含まれており、ユーザーエクスペリエンスや効率性、拡張性、セキュリティーといった、お客様目線で考案された様々な機能が追加されています。本稿では、国内向けのリリース前に予定されている一部の新機能をご紹介いたします。

     
    プラットフォーム
     
    • タスクコンテンツにPDFアイコンを追加:タスクトラッキングページにPDFのアイコンが追加されたことで、リリースされた文書を閲覧するために、ユーザーはパケットを再起動したり、インフォカードを開く必要がなくなります。
    • Eメール通知のカスタマイズ:マスターコントロールから配信される様々なEメールのカスタマイズができるようになり、画像やHTMLなども変数としてEメールに含めることができます。
    • データセキュリティーの強化:データセキュリティーを強化する為、システム内の全てのファイルおよびデータベースが暗号化されます。年次リリースのお客様のシステムは、IDaaS(Identity as a Service)の業過リーダーであるOktaと連携することで、データの保護をさらに強化することができます。
    • 監査証跡のトレーサビリティーを改善:インフォカードの変更に関連するライフサイクルや保管庫、ユーザー、役割が監査ログに表示され、対象データが変更された際のトレーサビリティーが強化されます。
     
    Qx(Quality Excellence)
     
    • タスクのトラッキングにパケットの詳細を追加:文書に関するパケットの詳細を確認できるアイコンが、タスクトラッキング画面に追加され、変更内容や変更理由などの内容をパケットに戻ることなく確認可能になりました。
    • パケットの開始日がレポートに追加:文書のパケットに関連する標準レポートにパケットの開始日が追加されました。これにより、システム内の複数のパケットの状況をより簡単に把握できるようになります。
    • PDFビューワーにトラッキング情報を表示:PDFビューワーにワークフローという新しいタブが追加され、パケットが現在ワークフローのどのステップにあるのかグラフィカルな画面から確認できるようになります。
    • Enhanced Formに対するアップデート:品質イベント管理(QEM:Quality Event Management)に対する各企業特有の要件を満たす為、Enhanced Formに対して様々なアップデートが行われました。
     
    Cx(Clinical Excellence)、Rx(Regulatory Excellence)
     
    • チェックリストのセクションに権限を設定:管理者は、様々な権限をTMF(Trial Master File)のセクションに設定可能となり、特定のユーザーや役割に対する閲覧や編集などの権限をより細かに設定できります。
    • ラインアイテムからフォームを起動:ラインアイテムに対してフォームの起票が設定できるようになることで、逸脱や是正措置、予防措置といったフォームがTMF、またはレジストレーションからトラッキングできるようになります。
    • レポート、チェックリスト:チェックリストのレポートにリンクを追加できるようになる為、レポートへのアクセスがより簡単になりました。また、これらのレポートは保管庫の権限とも連動する為、データに対して権限を持っているユーザーのみが閲覧できるようになります。
     
    Mx(Manufacturing Excellence)
     
    • 複数選択の設定:設定に基づいて特定のステップに対して自動的に「N/A」を適用することで、マスターテンプレートの条件パスに複数選択を設定できるようになります。
    • プロダクトファミリーツール:プロダクトファミリーツールを使用することで、特定の製品の関連製品を一つのマスターテンプレートにて作成できるようになり、複数の関連製品の管理の複雑性を緩和することができます。尚、当該機能は、Mxのスタンダードライセンスのお客様が利用可能です。
    • グローバル設定:全てのマスターテンプレートに関連するフェーズを作成できるようになります。1か所で作成及び設定することで、一貫性と作業時間の削減に繋げることができます。
    • 製造記録のリンク:特定の最終製品が複数の製造記録から構成されている場合、テキストデータタイプを使用して製造記録をリンクすることができます。また、システムがリンクを作成し、リンクしている記録のステータスを表示したり、必要に応じて関連する全てのリンクしている記録を1ページに表示することも可能です。
     
    2020.3に搭載される新機能の詳細及び日本国内のお客様向けのリリースについては、今後のアップデートをお待ちください。
     
    また、SaaSバージョンへの乗り換えにご興味がございましたら、弊社担当までご連絡ください。

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