新着情報

新着情報

マスターコントロールからのお知らせです。

2020-03-20コラム

クリエイティブなQuality Cultureを作る6つの「C」【前編】

  • 北米のお客様向けに開催されたイベント「Masters Summit 2019」では、多くのお客様に様々なセッションへご参加いただき、マスターコントロールの利用方法や活用方法に関するご紹介をさせていただきました。しかし、Masters Summitには、マスターコントロールのソフトウェアに関するセッションだけではなく、品質マネジメントシステムのあり方や運用に関するセッションも開催されました。

    その中の一つがマスターコントロールのインストラクターを務めているJared Evansによるセッションで、今回は、組織におけるQualityをよりクリエイティブにするための「6つのC」と題した講演を行いました。

    #1:Charge「責任」

    組織に対するクリエイティビティの導入にはリーダーが必須であり、そのリーダーには、自身で管理可能な範疇における責任が求められます。そして、このリーダーの資質として、「知識とコミュニケーション、計画、ビジョン」の4点が重要です。「知識」は、リスクに直面した時に、何を受け入れ、何を対応するのかといった判断をする上で欠かせません。次に従業員にクリエイティブな思考を持ってもらう為には、リーダーは様々な提案を受け入れる姿勢であることを「コミュニケーション」を通じて認識してもらう必要があります。そして、このような提案を実行に移すためには、適切な「計画」を立てる能力が必要であり、全体として目指すべきゴールに対する「ビジョン」が必要不可欠です。

    #2:Concept「コンセプト」

    Qualityは、その対象が非常に膨大であり、その定義を明確にすることが次に求められるステップです。業界の基準を目指すのか、ISOの規格が目的なのか、またはTQM(Total Quality Management)の実現がゴールなのか、このように組織として何を実現すべきなのかを決める必要があります。ただ、クリエイティブなQualityへの道筋としては、一般的にはTQM(Total Quality Management)が採用されるケースが多いです。

    #3:Creativity「クリエイティビティ」

    この点を考慮する上で重要なのは、個々のクリエイティビティと組織としての団結力とのバランスです。例えば、あるグループにクリエイティビティを求めると、今までの「普通」が変わる可能性が出てきます。これは、従来の慣習を破って新しい取り組みに進んでいくことになる為、英語では、「Creative Rebels(クリエイティブな反逆者)」とポジティブな意味合いで表現することもあります。このバランスを実現するには、経験が浅い担当者の視点で全体を見る、不快と感じる担当者の障壁をケアするといった細かな点も重要であり、クリエイティビティと団結力の双方の観点を常に意識する必要があります。

    本記事は二部構成の前編です。後編は数週間以内に公開いたしますので、お楽しみに!


COPYRIGHT © MasterControl K.K. ALL RIGHTS RESERVED.