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マスターコントロールからのお知らせです。

2020-03-27コラム

クラウドセキュリティとバリデーション【Part 1】

  • ライフサイエンス業界におけるクラウドサービスの導入及び障害として認識されがちな課題に関するウェビナー(ストリーミング動画によるセミナー)を公開いたしました。このウェビナーは3部構成となっており、マスターコントロール及びパートナー企業の担当者様によって、主にセキュリティ及びコンプライアンスの観点から得ることができるクラウドサービスのメリットをご紹介しています。
    Part 1:クラウドサービスとは
    ウェビナーの第一弾では、テクノロジーとしてのクラウドサービスの概説、また、ライフサイエンス業界における活用方法についてご紹介しています。

    Cloud Education - Part 1 in the Cloud Security and Validation Webinar Series
    https://youtu.be/dp7Eo0Soopc

    「クラウドコンピューティングを簡単に説明すれば、自社でサーバーを所有し管理するのではなく、インターネットを介してサーバーやストレージ、データベース、アプリケーションなどにアクセスする運用方法です。従来、自社で管理していたサーバーなどのIT機器の運用が不要となることで、業務やコストの削減に繋げることができます。」

    James R. Francum
    CEO, GxP-CC

    また、クラウドサービスの採用は、選択肢ではなく必然となっている領域もあります。これは、クラウドサービスの柔軟な拡張性が要因となっており、例えば、徐々に運用対象を広げていく運用を想定している場合、最初からハイスペックなサーバーを導入するのか、それとも、数年毎に切り替えるのかという判断は悩ましい点だったと思います。その点、クラウドサービスは必要に応じて拡張及び縮小が可能な仕様になっており、「必要な時に、必要なだけ」というクラウドサービスの特徴を生かすことで、サーバーの増設や入れ替えなど大規模な改修を実施することなく、運用規模にあったスペックを選択することが可能となります。

    そして、クラウドサービスはインターネット経由で基本的にアクセスする仕組みの為、在宅勤務や出張先など、オフィス外からでも社内アプリケーションを手軽に利用できることも大きなメリットであり、インターネットにアクセスできる環境であれば、従業員は業務を行うことができるようになります。この点は、オンプレミスでも可能でしたが、外部からのネットワーク速度が課題となっているケースが多く、実際にこのような経験をされてきた方も多いと思います。クラウドサービスは、プラットフォーム及びネットワーク設計が非常に強力であり、その特性からアプリケーションの操作速度などに大幅な改善が期待できます。

    下記は、クラウドサービスを利用する主なメリットです。 

    アップデート時のメンテナンス時間を削減:クラウド環境では、アップデートが頻繁に適用されますので、各アップデートのサイズが必然的に小さくなり、メンテナンス作業時に伴うダウンタイムが削減されます。

    最新の機能を最短で:クラウドサービスでは、よりタイムリーなアップデートが提供されており、最新の機能や障害対応などがよりタイムリーに利用することができます。

    業種やシステムに特化したセキュリティ:クラウドサービスの提供業者は、より包括的で強力なセキュリティ対策をクラウドサービスに講じることが可能であり、これは、特定の業種やシステムの特性に合わせて、最適なセキュリティ対策を提供できることを意味しています。

    ライフサイエンス業界に限らず、システム運用のプラットホームとしての立ち位置をクラウドサービスは既に確率しており、2023年には法人が利用するソフトウェアの半数がクラウドサービスにて運用されるという予測もでています。また、グローバル運用やテレワーク、サプライチェーンにおける取引先の管理や対応など、リモートでもシステムが快適に利用できる環境は必須であり、このような観点からもクラウドサービスは、益々、広がっていくのではと考えています。

    本記事は三部構成の第一部です。第二部は数週間以内に公開いたしますので、お楽しみに!


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